Japanische Klassiker mit Furigana
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.472 Zeichen · 667 Bildschirme
三平 なに?
柴田 いや……咲子をさ。
三平 姉さんを? いやあ、そんな事あ、ありませんよ。私の方へはズーッと手紙をくれていたから、知っている――姉さんはすべてに満足して、幸福に――
柴田 いや、咲子にしても、信子にしても……それから誠にしても双葉や欣二にしてもだ、これだけ私は気にかけて――正直のところ、あれたちが、うまくやって行くためになら、もし必要とあれば、自分の手足をもいで食べさしてやってもよいと思っている。
三平 やあ、そいつは、しかし、まずいでしょうな。ははは。
柴田 うむ?(相手の諧謔がわからぬ)……いやさ、あれは全体、何を言っているのだ? 私にどうしろと言っているのだ? ……(気が抜けたように空を見ている両眼から涙が流れる。それを拭きもしないで、ボンヤリ坐っている)
双葉の声 ……兄さん、そっちい行って、カボチャの根っこの所を、ふんづけちゃ駄目よ。兄さんてば!――(言いながら上手扉から入って来る。手に畑で採ったふだん草やサツマ芋の葉などを水で洗ったばかりで滴のたれているのを持っている。炊事場へ行きながら)叔父さん、カボチャの花は食べられるんですって?