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Japanische Klassiker mit Furigana

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ちゅうせいのぶんがくでんとう

中世の文学伝統

風巻 景次郎

Lesen Sie 中世の文学伝統 (ちゅうせいのぶんがくでんとう) von 風巻 景次郎 (かざまきけいじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 115.977 Zeichen · 230 Bildschirme

Aozora Bunko

ふりよわる雨をのこして風はやみよそになりゆく夕立の雲

夕だちの雲とびわくる白鷺のつばさにかけてはるゝ日の影

秋の夕日    真萩ちる庭の秋風身にしみて夕日の影ぞかべに消えゆく

秋霧の雁    村雲によこぎる雁の数見えて朝日にきゆる峯の秋霧

朝ぼらけ霧のはれ間のたえだえにいくつら過ぎぬ天つ雁がね

霧うすき秋の日影の山の端にほのぼの見ゆる雁のひとつら

夕霧のむらむらはるゝ山ぎはに日影をわたる雁のひとつら

晴れそむる遠のと山の夕霧に嵐をわくる初雁の声

夕の秋雨    たちそむる霧かと見れば秋の雨のこまかにそゝぐ夕暮の空

野分だつ夕の雲のあしはやみ時雨ににたる秋の村雨

秋霧      鳩のなく杉の梢のうす霧に秋の日よわき夕ぐれの山

山かげや夜のまの霧のしめりよりまだ落ちやまぬ木々のした露

うす霧の朝けの梢いろさびて虫の音のこす杜のした草

題は今私につけたのだが、一つ題のもとの歌はこの順でこのまま並んでおり、大方は巧拙とりまぜ、順序通り抜きとって示したのである。