Japanische Klassiker mit Furigana
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
Lesen Sie 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河 (アラスカのひょうが) von 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.039 Zeichen · 248 Bildschirme
それでイオン層の権威であるシートン教授を主任教授として、三十名近い研究員を配置して、大々的な研究を始めたのである。
この地球物理学研究室は、昨年から大きい研究所に発展して、立派な建物が建造中であった。コンクリー卜三階建で、建設費は百万ドル(日本金にして三億六千万円)の由である。もう土台は完全にできていた。あとは早く進行するので、秋までには外側を作り、年内(一九四九年)にはもう引越しをするという話であった。これが出来上れば、フーラー教授の志は完全に遂げられるわけである。
アラスカ農鉱学校で、農業にも鉱業にも関係のない北極光の研究などをしていたら、きっと周囲から冷い目で見られたに違いない。しかしその研究は、学問のためにはもちろんのこと、大学のためにも大いに役に立ったわけである。地方にある大学は、その土地に立脚した研究をした方がいいという一つの例になるかもしれない。それは単に得になるというような卑近な意味ではなく、学問の上からいってもいいことである。
ところで面白いことに、雪や氷の研究は、ここではあまりしていない。それで一度雪の話を頼まれた。総長や、学部長も出席して、今後この大学は地理的にみて、雪や氷の研究にも進みたいといっておられた。