Japanische Klassiker mit Furigana
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
Lesen Sie 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河 (アラスカのひょうが) von 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.039 Zeichen · 248 Bildschirme
たいへんな距離で、汽車などもちろんある所ではない。きいてみると、アンカレージで水上機をやとって、イギギクまで飛び、そこを根拠地にして、方々の沼へ着水して釣り歩くのだそうである。
さすがに少しあっけにとられていると、天然色写真をたくさん持ち出してきて、見せてくれた。なるほど赤い小型水上機を使っている。釣り上げた大きい虹鱒が、真赤な筋を見せて並んでいる写真もある。少々恐れ入っていると、「こんな小型機だと、一時間三十五ドルから五十ドルくらいだが、二つエンジンの大型機だと、一回五百ドルくらいとられる」と、平気な顔をして説明してくれた。
ノーケ博士はよく知っているとみえて、少しも驚かない。「冬は狩猟、夏は魚釣がこの男の職業さ。そして時々フィッシュ・ストーリイをマガジンに書いているんだよ」と註をつけてくれた。
「芝生にあった大鹿の角も、貴方が猟ったのですか」と恐る恐るきくと「あれはこの冬のだ。昨年の冬は二頭猟ったが」という。ムースというのは、米洲では一番大きい獣で、肩のところで六フィート以上もあるそうである。肉は冷蔵庫にあずけておいて、時々少しずつ取り出してきては食っているが、まだ大分残っているという。