Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Lesen Sie 丹下左膳 (たんげさぜん) von 林 不忘 (はやしふぼう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 340.187 Zeichen · 666 Bildschirme
丸にワの字の極印を打った松平出羽守様お払下げの小判三十枚と、お艶がまつ川の夢八と身をおとしたその代とがない!
兇刃、伊兵衛と知ってか識らずにか、または、かれが暗夜大金を所持して帰路についたことを見定めてのうえか否か――?
ようよう人心地ついた新助が、わななく口で話すところはこうだ。
「棟梁といっしょに、わたしがまつ川さんで借りた提灯で足もとを照らしながらここまで来るてえと、そこの塀にくっついていたお侍さんがヌウッと出て来て、待てッ! と言いました。灯りで見ると、黒の覆面をして刀の柄に手をかけています。背の高い着流しの方でした。棟梁はああいう人ですから、黙って立ちどまりましたが、あっしが胆をつぶして逃げ出そうとしますと、その侍がヤッ! と叫んで刀を抜こうとする拍子に、はずみで覆面がぬげ落ちました。はッとして私も顔を見ましたが、暗いのでかおだちはわかりません。が、うす鬢の小髷、八丁堀のお役人ふうでしたから、あっしが棟梁、お役人といいますと、棟梁はピタリと大地に手を突きました。するとお役人は棟梁の懐中物をしらべて、夜中大金を持ち歩くとは不審だ、明日まで預かっておくから朝奉行所へ出頭しろと、名も役目も言わずにそのまま財布を持って立ち去りそうにしますので、私と棟梁が泥棒ッ! と大声をあげて騒ぎ立てたとたんに、私は