Japanische Klassiker mit Furigana
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はたちのエチュード
二十歳のエチュード
原口 統三
Lesen Sie 二十歳のエチュード (はたちのエチュード) von 原口 統三 (はらぐちとうぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.578 Zeichen · 125 Bildschirme
*131
人々が自己の通って来た道を顧みる眼は全く錯覚に満ちている。それはもはや死滅しているのだ。彼らが今なお生きていると信ずる過去は、色褪せた記念碑の残骸にすぎない。確かにわれわれは過去を通って現在に来た。「それゆえに」と言うことはできない。頭の古い思想家たちはきっと「それゆえに」を持ち出すのだ。
僕は記念碑に向かって、次々におさらばした。「足もとの土台がぐらついているぞ」と嫉妬屋のレアリストたちが中傷する。けっこうだ。その代わりに重荷もないよ。
いったい土台の上に立ってると思うのが、虚妄なのだ。
*132
われわれは歴史によって動かされるのではない。われわれが歴史を作るのだ。
*133
立ち止まることは、すでに身のまわりに、憩いと慰安との影を落とすことだった。僕の潔癖さがそれを嫌悪した。
*134
感傷・傲慢・虚栄。――これらは皆、「怯懦」と「曖昧」の同義語である。
*135
「偉大さ」には、たいてい、不純物の匂いがする。
*136
大作家たちに大作品の制作の秘訣を尋ねてみたまえ。
嘘つきがこういう。