Japanische Klassiker mit Furigana
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はたちのエチュード
二十歳のエチュード
原口 統三
Lesen Sie 二十歳のエチュード (はたちのエチュード) von 原口 統三 (はらぐちとうぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.578 Zeichen · 125 Bildschirme
guise.
――Charles Baudelaire――
強気と弱気とで、人は同じことを示すのに二重の言い方をすることができる。
詩人を廃業した時に僕はこう思った。
「僕は『美』を殺害したのだ」と。
さて、今日、僕は次のようにしか語れまい。
「僕は『美』に酔えなくなったのだ」と。しかし、やはり同じではない。反省の時刻が違うから。
*205
自虐狂患者に残された二つの貴族的快楽。――僕は天邪鬼と寛大とを交互に享楽した。
*206
(散逸)
*207
自意識は常に高利貸しの冷酷な表情の中に棲む。
しかも僕は常に高利貸しを憎悪してやまぬものなのだ。
*208
悲しむな、僕の心よ。これは悪魔のおきまり文句だ。
――お前は「生」の裡に、汚穢しか見いださなかった、と。では、お前は俺の仲間さ。何故なら、これこそお前が、最も汚れ多い人間であるという明らかな証拠ではないか。
*209
病弱な魂よ、恐れずに自分に尋ねて見ることだ。
――僕は童貞を失って生まれて来た子供なのかしら。
*210
きょう、僕は疲れている。この、身を投げ出してしまいたいような疲労。