Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
はたちのエチュード
二十歳のエチュード
原口 統三
Lesen Sie 二十歳のエチュード (はたちのエチュード) von 原口 統三 (はらぐちとうぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.578 Zeichen · 125 Bildschirme
この焦躁感のまじった探究心はますますその悩みと傷口を大きくする。
僕が青春に背を向けることを歎くまい。
*218
人生においては、自分自身にさえ、奥歯に物のはさまったような話し方をせねばならぬことがある。
*219
今日、僕が聴きたいのは、ショパンの嬰ハ短調のワルツ、――あの爽やかな失恋の調べだ。
*220
失恋した男の話。――彼は人生を思慕していた。しかるにこの不実な恋人は、事ごとに彼を裏切った。
*221
詭弁。――愛する者は、恋人に自己を与え、恋人の中に自己の幻を認める。では、僕は、人生に住んでいると錯覚していたのに違いない。
*222
僕には地獄も存在しなかった。ところでこれは、いかに退屈なことであったろう。
*223
退屈。――この怪物を押し潰す、ただそれだけのために、人はピストルを己の脳漿にぶちこむことすらある。
*224
僕は「屈辱は恐れない」と書いた。
しかし、次のように言った方が正確なのかもしれぬ。
「僕は屈辱を受けることにある嗜好を覚えた」と。
*225
すでに、賭博への情熱は、ここには失われていた。