Japanische Klassiker mit Furigana
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ごかいのまど
五階の窓
小酒井 不木
Lesen Sie 五階の窓 (ごかいのまど) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.512 Zeichen · 43 Bildschirme
そうして、きみは階下で社長を殺して街路上へ投げ、その足で社長室へ戻って、証拠をなくするために贋造紙幣を盗み出したのだ。どうだね、これに間違いはなかろう」
野田はあまりのことに、開いた口が塞がらなかった。
「もしあなたの仰せになるのが事実でしたら、こうして贋造紙幣をお見せするわけがないじゃありませんか」
と、息をはずませて言った。
「そこがきみの狡猾なところだよ。それに、北川に見られた関係上、後にその弁解をするために、それを保存していたんだ。とにかく、社長を殺して投げ出したことだけは事実だろう」
野田は、しいて気を引き上げ、恒藤主任の顔を見つめてその心を読もうとした。もしや艶子が、知っているだけのことを白状したのではあるまいか。が、とにかく、この場で自分の知っていることを言ってしまっては、自分一人が落ち度を取らねばならない。これはどこまでも頑張ろう。こう思って、さてなんと答えようかと考えると、ふといいことを思いついた。
「しかし、社長が死なれたのは四時二十分から四時三十分までの間だというのではありませんか。ところが、わたしが社長室へ入ったのは四時十五分ごろです。