Japanische Klassiker mit Furigana
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ごかいのまど
五階の窓
小酒井 不木
Lesen Sie 五階の窓 (ごかいのまど) von 小酒井 不木 (こざかいふぼく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.512 Zeichen · 43 Bildschirme
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ですから、わたしが社長を殺して贋造紙幣を奪ったという説は成り立たないと思います」
この返答を聞いて、恒藤主任はいささか辟易したらしい。彼は腕を組んで目をつぶり、
「はて」
と言って、二つ三つ顔を上げ下げしたが、この時、隣の大訊問室にどやどやたくさんの人の入ってくる音がして、次いで刑事がやって来て、その耳に何事かを囁いたので、それを機会に主任は立ち上がって、その刑事に命じて野田を留置場に連れ去らせ、自分は署長とともに大訊問室へと赴くのであった。
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それから間もなく、大訊問室においてこの事件の謎を解くべき大訊問が行われたのである。大訊問とは読者はおそらく初耳であろうが、××署の山川署長は一つの事件が複雑になった際、その関係者を一人一人訊問するよりも関係者全部を一室に呼び込んで、あまり鹿爪らしい態度をせずに打ちくつろいで訊問したほうが効果の多いことを知り、これを大訊問と称してこれまでしばしば行ってきたのである。
さっき、署長は桝本はじめ三人姉弟を送ってきた刑事から、病院での出来事を聞き、次いで冬木・沖田両刑事の一行から事情を聞き、大訊問を行うことが至当であると考えたので、恒藤司法主任を招いて一同が一室に会することになったのである。