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Japanische Klassiker mit Furigana

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しゅんかん

俊寛

倉田 百三

Lesen Sie 俊寛 (しゅんかん) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 43.192 Zeichen · 88 Bildschirme

Aozora Bunko

あらゆる暴虐に飽いた身を宮殿をしのぐような六波羅の邸宅の黄金の床に横たえて、美姫を集めて宴楽にふけっております。天下は清盛の前に恐れ伏し、平氏にこびへつらい何人もあえて対抗しようとするものはありませぬ。

俊寛 成経はどうした。都に帰れば隙をうかがって復讐することができるといった成経は?

有王 成経殿はこのたび宰相の少将に昇られるといううわさでございます。平氏に刃向かうことなどは思いもよらぬように見受けられます。

俊寛 父を清盛に殺された成経が! 康頼はどうしている。

有王 康頼殿は東山双林寺の山荘にこもって風流に身をやつしていられます。鬼界が島での生活を材料にして宝物集という物語を世に出されるといううわさでございます。

俊寛 犬だ! 鼠だ! わしは最後まで勇士として立つぞ。自分を売らぬぞ。有王船を用意しろ、船を!

有王 お心を静かに!

俊寛 ただ一矢を! わしの腕にまだ力があるうちに!

有王 船は急にはありませぬ、私がこの島に来ることができたのも不思議なほどでございます。赤間の関で役人に捕えられすでに危きところをのがれ、船頭をだましてようやくこの島に着くことができました。