Japanische Klassiker mit Furigana
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ぼくたちはあいするけれど
僕たちは愛するけれど
小川 未明
Lesen Sie 僕たちは愛するけれど (ぼくたちはあいするけれど) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.937 Zeichen · 6 Bildschirme
」と、二郎さんが、いいました。
「僕、うちへ持っていって、お母さんに願ってみよう。」と、誠さんが、決心を顔に表して、いいました。
「そうかい、お母さんにお願いしておくれよ。」
二郎さんは、安心して、別れて帰りました。誠さんは、家へ帰って、お母さんにいままでのことを話しました。そばでこれをきいていた、お姉さんが、
「お母さん、飼ってやりましょうよ。」と、口を添えてくれました。
「おまえさんに、そのめんどうができますか。」と、お母さんは、おっしゃいました。
「僕、かならずめんどうをみてやります。」と、誠さんが答えました。
その晩であります。お父さんがお帰りになったので、ねこの話をすると、
「誠や、お友だちに大骨おりをかけた、ねこをつれてきてお見せなさい。」と、お父さんは、笑って、おっしゃいました。誠さんはすぐ抱いてきて、
「お父さん、これです、かわいいねこでしょう。」
お父さんは、子ねこを抱いて、ごらんなさったが、急に、まじめな顔をして、
「なんだ、これは雌でないか。」と、おっしゃいました。
「雌ですか、雌だっていいや。」と、誠さんがいいました。
「それは、だめだ。一ぴきやるのにも、もらい手がなくて、そんなに困るのに、毎年、春秋幾ひきも子供を産んだらどうするつもりです。