Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ほくとちょう

北斗帖

違星 北斗

Lesen Sie 北斗帖 (ほくとちょう) von 違星 北斗 (いぼしほくと) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.108 Zeichen · 9 Bildschirme

Aozora Bunko

そのことを

済まなかったと今にして思う

仕方なくあきらめるんだと云う心

哀れアイヌを亡ぼした心

「強いもの!」それはアイヌの名であった

昔に恥じよ 覚めよ ウタリー

勇敢を好み悲哀を愛してた

アイヌよアイヌ今何処に居る

アイヌ相手に金儲けする店だけが

大きくなってコタンさびれた

握り飯腰にぶらさげ出る朝の

コタンの空に鳴く鳶の声

岸は埋め川には橋がかかるとも

アイヌの家の朽ちるがいたまし

あゝアイヌはやっぱり恥しい民族だ

酒にうつつをぬかす其の態

泥酔のアイヌを見れば我ながら

義憤も消えて憎しみの湧く

背広服生れて始めて着て見たり

カラーとやらは窮屈に覚ゆ

ネクタイを結ぶと覗くその顔を

鏡はやはりアイヌと云えり

我ながら山男なる面を撫で

鏡を伏せて苦笑するなり

洋服の姿になるも悲しけれ

あの世の母に見せられもせで

獰猛な面魂をよそにして

弱い淋しいアイヌの心

力ある兄の言葉に励まされ

涙に脆い父と別るる

コタンからコタンを巡るも楽しけれ

絵の旅 詩の旅 伝説の旅

暦無くとも鰊来るのを春とした

コタンの昔慕わしきかな

久々で熊がとれたが其の肉を

何年ぶりで食うたうまさよ

雨降りて静かな沢を炭竈の