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Japanische Klassiker mit Furigana

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme

Aozora Bunko

しかしながら人間と猛獣と生活の縄張りが追々接近するに伴れその害を受くる事甚だしく、ついに専ら恐怖を懐いて猛獣を神として祭り牲してその害を避けんとするは自然の成り行きだ、『大英類典』インドの条にまた曰く「虎一たび人を食う癖が附くと殺害の夥しき事怖るべし、人を食う虎多くは老いて遠く餌を逐う能わざる奴で、食うためよりもただ多く殺すを目的とするらしい、一つの虎が百八人を三年間に殺し、また年に平均八十人ずつ殺した例がある、また一つの虎のために十三ヶ村人住まず二百五十方マイルために耕作廃った事もあり、また虎一疋が一八六九年中に百二十七人を殺し官道絶ゆる事数週、たまたま英人来ってこれを殺した。これらいずれも古くかつ稀有の例だが、インド人が虎を怖れ種々迷信を懐くも最もなりと察するに足る」と。その動物崇拝の条には、ヒンズー教でシヴァとその妻ズルガ二神虎と縁あれど、虎崇拝は野民諸族に行わるといえり、普通にシヴァ像は虎を印号としその皮を腰巻とし、ズルガは右足を獅の背に乗す、ネパル国には虎祭り(バグ・ジャトラ)あり、信徒虎装して踊る、ハノイと満州にも虎神あり、インドのゴンド人はワグ・ホバを、クルク人はバグ・デオを奉ず、いずれも虎神だ、ビル人またワギア(虎王)を祀るにあるいは石塊あるいは虎像を拝す、一英人ビル族二人藪の隅の虎王族