Japanische Klassiker mit Furigana
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じゅうはちじのおんがくよく
十八時の音楽浴
海野 十三
Lesen Sie 十八時の音楽浴 (じゅうはちじのおんがくよく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 103.941 Zeichen · 210 Bildschirme
成績がわかると、鮫どもはわずかに一頭ずつ通れるキャナルへ導かれて、背中に書いた番号によって成績表をつくり、その成績に応じて人間の手や足や、または小指などを、褒美として口の中に抛げこんでやるのであった。
虎鮫どもには、それがどんなにか娯しみだったかしれないのである。褒美の肉をもらって、彼らはいたく満足した。そして彼らが再び腹の減ったと思う頃に、また今のような訓練をくりかえし行うのであった。
鮫どもが腹をすかせたときは、すぐそれと分った。そうなると鮫どもは一刻も早く、あのガガーン、ガガーンという進撃の銅鑼の音を聞きたいものをと、その銅鑼のぶら下げてある弁天島のまわりを押すな押すなと蝟集して、ひどいときには島の上まで虎鮫がのぼってくることさえあった。
「おい、どうじゃな」
と、楊博士は、若き歯科医務長にたずねた。
「ああ楊閣下、いやもうたいへんな発達ぶりです。今朝の診察によりますと、全体的に見まして、鮫の歯の硬さは、二倍半も強くなりました。なかには四倍五倍という恐ろしい硬度をもっているものもあります。もう実戦に使いましても大丈夫でしょう」
「うむ、そうか」