Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ちよこ(さん)
千世子(三)
宮本 百合子
Lesen Sie 千世子(三) (ちよこ(さん)) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.906 Zeichen · 54 Bildschirme
またいらっしゃい、
あしたでもね!
京子の衿をなおしてやりながら云った。
外へ出て一寸空を見て、
上りましたよすっかり。
京子は透る声で云ったまんまカタカタと敷石を丹念に踏む音がかなり長い間響いて居た。
書斎に入った時二人は何か低く話して笑って居た。
ねえ私今もそう思ったんですよ
〔以下、原稿用紙一枚分欠〕
色が眼についた。
そんなに大きくない眼が神経的な色で云えば青味を帯びて輝いて居るのも見た。
そして少しうつむき勝にして上眼で人を見て話すくせのあるのをも知った。
肇は見るともなしに千世子の眼のあたりを見つめて居た。
篤の方を向いてしきりに何か話した。千世子はチラッと肇の方を見て、
墨がついてますか?
と云って笑った。
え?
肇はふっと思いあたった様にうす赤い顔をした、そして下を向いてくすぐったい様な顔をした。
その小供っぽい様子を見て千世子はおっかぶさる様に思い上った気持で笑った。
それからは多く肇の方を見て、千世子は話した。
絵の話も音楽の話もした。
貴方日本の楽器の中で何が一番気に入っていらっしゃるんです?
肇は一寸考える様子をして、
「そうですね、