Japanische Klassiker mit Furigana
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なんごくたいへいき
南国太平記
直木 三十五
Lesen Sie 南国太平記 (なんごくたいへいき) von 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 493.291 Zeichen · 991 Bildschirme
右医学研究の事
医師 中村宗見(後の博愛、オランダ公使)
右化学研究の事
開成所英学諸生 森金之丞(後の有礼、子爵文部大臣)
開成所句読師蘭学 吉田巳之次(後の清成、子爵)
開成所諸生 東郷愛之助
同蘭学 町田申四郎
同 町田謙次郎
奥小姓開成所入学 市来勘十郎(後の海軍中将)
右海軍測量科研究の事
開成所諸生英学生 磯永彦助(この人が、現在唯一の生存者)
「頂いておきます」
久光は、巻き納めて、押し頂いて、懐へ入れた。
「今は、何うにもなるまいが、わしの大船禁造を解くことも、容れられたし、開国も、天下の勢いとして、実行されようし、時機が来たなら、この諸生共を、それぞれ異国へやって、その学文も見習わせるがよい。化学のことに就いては、それに興味のある者が、中村の外に見当らぬ故、追って銓衡するとしよう」
「化学は、兄上につづく者ございますまい」
「だから、父上のお残しになった金を、化学の判らぬ人々の中で使いたくない。然し、久光、三十年、いや、二十年で、わしの志は、天下の志になるぞ。わしは、それだけを信じている。