Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうふのきせつ
叢書名著の復興1 恐怖の季節
三好 十郎
Lesen Sie 叢書名著の復興1 恐怖の季節 (きょうふのきせつ) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.544 Zeichen · 508 Bildschirme
に来た寄場の者達十一人も、もしかすると、き、き、斬ったのか?
加多 (仙太に首を持って揺り動かされても、反抗せずに、静かに)そうかも知れん。……多分そうであろう。……許してくれ、仙太郎。
仙太 許す、許さぬ、そ、そんなことじゃねえ! ケッ! お前さん、泣いているが、そ、そんなこれまで同志々々といっておきながら、そ、そんなアコギな法があるか! (極度に昂奮し、頭も混乱して、加多を突き離して、睨む)そ、そ、そんな自分勝手な法が――。それじゃ、俺をここへ呼んだのも、――読めた!
加多 ……(首うなだれて静かに)……だから国へ帰ってくれ。
(丁度その時、突然右手より、ターンと烈しい小筒の音が響いて、弾が仙太郎の腰の辺に命中したらしい。アッと倒れかかって、その辺をキリキリ舞いをする)
仙太 た! ちっ! うぬ、畜生! 誰だっ!
加多 (びっくりして)どうしたっ? いかん! 水木さん、それはいかん、水木! (その言葉のまだ終らないのに、再び銃声。今度のも仙太郎に命中したらしい。こらえ切れず、ウムといったきり、加多の方をボンヤリしたような顔つきで見て立っていた後、ドッと前のめりに雪の中に顔を突込んで倒れる)