Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうふのきせつ
叢書名著の復興1 恐怖の季節
三好 十郎
Lesen Sie 叢書名著の復興1 恐怖の季節 (きょうふのきせつ) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.544 Zeichen · 508 Bildschirme
平松 き、き、貴様! 詰らん、邪魔ばすっか! 作っているのは貴様かも知れんが、田地はわしのものだぞ! 邪魔ばすっと、田地ば引上ぐっぞ! 小作はやめさせるぞっ!
仙太 旦那、血迷っちゃいけねえ。そいつはご挨拶が違うだろう。俺がお稲を大事にすりゃ、そいだけお前さんも儲かるんだぜ。へへへへ。仙太郎、ありがてえと、礼をいいなすってもいいところだ。
角二 仙太郎? 斬られの……例の?
角三 とにかく、早く行かんと――。
仙太 斬られたこともあるし、射たれたこともある。さあ、行くなら行ってみな。
角一 (他の者に)おい、早く行こう! (十人、田へ踏み込むのをやめて、路上を右手へ向って走り出す)
平松 (それらの後につづきながら振返って)おい仙太、おぼえているがええぞ!
仙太 ご念にゃおよばねえ。しかし旦那、そんな具合で自由党征伐の加勢をすりゃ、何か得のいくことがありますかね? (これに対して平松何か返答しようとするが、他の九人がすでに見えなくなっているのに気づいて、えらい形相をして舌打ちをしたまま、踵を返して右手へ走り込んで行く……間)
段六 あんだい、ありゃ?
仙太 アハハハハ。