Japanische Klassiker mit Furigana
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
Lesen Sie 古句を観る (こくをみる) von 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 166.028 Zeichen · 333 Bildschirme
万歳のゑぼし取たるはなしかな 小春
万歳同士であるか、他の人を相手に話すのか、それはいずれでも差支ない。万歳が烏帽子を取って話をしつつある。衣裳はそのままで、烏帽子がないというところが作者の興味を惹いたのである。
特に新春らしい背景も何も描かずに、烏帽子を取った万歳が誰かと話している、という変った場合を捉えた。そこにちょっと人の意表に出た面白味がある。
雑煮ぞと引おこされし旅寝かな 路通
「備後の鞆にて」という前書がある。旅中の気楽さは元日といえども悠々と朝寝をしている。もう御雑煮が出来ましたから御起き下さい、といわれて漸く起出すところである。ものに拘束されぬ旅中の元日、殊に路通のような漂泊的人物の元日を如実に見るような気がする。
一茶に「船が著て候とはぐふとんかな」という句がある。同じようなところを覘ったものであるが、路通の方が元日だけに、いろいろな連想が浮ぶようである。恐らく悠々と寝過して、去年今年の分別もないところから、宿の者が堪りかねて起しに来たものであろう。「引おこされし」の一語がよくこれを現している。
門松や黒き格子の一つゞき 呂風