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Japanische Klassiker mit Furigana

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こくをみる

古句を観る

柴田 宵曲

Lesen Sie 古句を観る (こくをみる) von 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 166.028 Zeichen · 333 Bildschirme

Aozora Bunko

文字に現れた通りの事実を、そのまま捉えたに過ぎぬ。

七夕の夜の即事という以外、格別七夕に関連したところはないが、こうして一句になったのを見ると、七夕なるが故にまた一種の味を生ずる。単に五人一張の蚊帳に寝るという事実も、七夕に配されることによって、別様の趣が発揮されるかと思う。表面離れたようで、内面に通うものがある。俳諧得意のところであろう。

聖霊もござるか今の風の音    桃妖

迎火でも焚いている場合かと思われる。ざわざわと吹き渡る風の音も、その場合ただならぬようにおぼえて、亡き魂がこの風に乗って来るのではないかという気がする。「吹く風の目にこそ見えね」ということも、一方が聖霊であるだけに、特にもの恐しいような感じを伴っている。

こういう心持は古今を通じて変りはあるまい。

迎火の消えて人来るけはひかな    子規

風が吹く仏来給ふけはひあり    虚子

子規居士のは必ずしも仏でなしに、迎火の消えた闇の門を、向うから人の来るけはいがする、という意味かも知れぬ。しかしそういう普通の人の来るけはいさえ、この場合は或幽遠な世界に触れるのである。『鳴雪俳句集』などには出ていないが、鳴雪翁にも「迎火に魂や来る道の鴫飛んで」