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Japanische Klassiker mit Furigana

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こくをみる

古句を観る

柴田 宵曲

Lesen Sie 古句を観る (こくをみる) von 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 166.028 Zeichen · 333 Bildschirme

Aozora Bunko

雇人交代ということは永久に続くとしても、それが三月を待ってはじめて動くという季節的意味がなくなるのである。近代生活にあってはむしろ卒業生の就職の方が、季節的意義を持っているであろう。

出代の句は旧人物の名残を惜しむ意味か、代って登場する新人物の様子か、大体この二通りを出でぬようになっている。この句は退場する雇人が、今まで自分に馴れた猫を抱上げて、名残を惜しむ趣である。あるいは子供のない家庭で、この猫も大事に飼われているのかと思うが、文字以外の連想は人によって違う。強いて限定するには及ばぬことである。

寄かゝる裸火燵やはるの雨    意裡

もう大分暖くなって、火燵の必要もないのであるが、未だ全く撤去せざる状態にある。裸火燵というのは中に火も置かず、布団も掛けてないのであろう。こういう言葉があったものかどうかわからぬが、作者の造語であるにしても、十分その意味を受取ることが出来る。

外には春雨が煙るように降っている。暖を取る必要も何もないのだけれども、習慣的に火燵に寄かかっている。懶いような春雨の感じが溢れているように思われる。

春雨や藪に投込む海老の殻    广盤