Japanische Klassiker mit Furigana
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ことうじのかち
古陶磁の価値
北大路 魯山人
Lesen Sie 古陶磁の価値 (ことうじのかち) von 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.187 Zeichen · 18 Bildschirme
中国の宋時代の陶器に鉅鹿なんというものが生まれているのでありますから、作行としてもっとも尊いものが生まれた時であります。その時から青磁が香炉なら香炉、花生なら花生というものが実に立派に出来ております。内容も相当によい、色もよい、そこで青磁の御承知の袴腰のこういう香炉がありますが、そういうようなものは今日五万、十万、二十万という値をしておりますが、これがどういう場合に使えるかと申しますと、絵でいえば最高なもの、もうこれ以上よい絵はない、これ以上の装飾は日本装飾としてはもうないという位に装飾が施されました時に、その床の間の、卓の名だたる黒文字の卓がありますが、この卓の上に載る香炉というものは青磁の他にはなんにもないものであります。それで一番よいものを一番調子の高い室内装飾として並べた時に、その香炉はなんの香炉が一番適するかというと、青磁の香炉でなければ納まらない。それは物の分った時で、分らなければこの方がおもしろいとかいう一部的の香炉もたくさんありましょうが、よく物が分りますと、鑑賞が行き届き、物の調和ということがよく分りましたら、青磁をぽんと床の間におかないと納まりがつかない。