Japanische Klassiker mit Furigana
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ことうじのかち
古陶磁の価値
北大路 魯山人
Lesen Sie 古陶磁の価値 (ことうじのかち) von 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.187 Zeichen · 18 Bildschirme
彫刻におきましてもいうまでもない。いずれも美術的人格価値が高い場合においてその名が高いのであります。古陶磁がやはりそれと同じでありまして、値段の高い陶器は美術的価値が高い。それは職工的な場合でありましても、芸術的な場合でありましてもどちらでも同じであります。けれどもどちらかといえば芸術的の場合が高いのであります。それを絵で申しますれば、応挙の絵も実は職工的の方に大分足をかけている。半面は芸術的に足がかかっている。狙仙の作のごときはもう職工的が大部分でありまして、芸術的にはわずかに触れているに過ぎないというようにいってもよいのであります。それらはだんだん日が経ちますにつけ篩にかけられて正当な芸術価値を評価されると思うのであります。また昔一国一城に代わる茶碗があったような話が遺っていますが、あれは政治的にいろいろのかけ引きと行きがかりがあったと思いますが、今日さしずめ陶器価値の話となりますと一万円は一万円、二万円は二万円、あるいは千円は千円というようにその値を左右する根本義は芸術的であるか、職工的であるか、美術的価値がどれだけ多いか、少ないかというような検討に左右される結果と私は見ているようであります。