Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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よじげんひょうりゅう

四次元漂流

海野 十三

Lesen Sie 四次元漂流 (よじげんひょうりゅう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.363 Zeichen · 128 Bildschirme

Aozora Bunko

そうでしょう」

「うん」

道夫はうなずいた。

「そうだわねえ。そのうちにお芋は大部分が水につかり、だんだん細い方になるもんだから、二次元世界では、円がだんだん小さくなっていくことに気がつく。そして最後に、お芋がすっかり水につかってしまうと、小さな点も消えてしまって、何にも見えなくなる。さあそこでこのお芋の通りすぎたことを、二次元世界ではどう感じたか、もちろんお芋という立体が通りすぎたとは感ずる力はない。感じたのは、はじめ小さな点がだんだん大きくなってゆき、やがてその極限に達しさまざまに形が動いて変り、びっくりしておどろいている間にその円味をおびたものはだんだん小さくちぢんでいって、やがて消えてしまった――と、こういう風に二次元世界では感ずるのです。分るでしょう。そしていったい今のは何であったろうと、ふしぎがることでしょう。いくら考えても分らない。そこで二次元世界の生物は、『ああ、そうか、あれは幽霊というものだったんだ。それにちがいない』と結論をつけてしまうというわけ。これが幽霊の科学なのよ。分るでしょう、道夫さん」

復元協力

二次元世界を三次元の物体が通過したとき、二次元世界では、三次元物体の交点を見る。