Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ゆうやけものがたり

夕焼け物語

小川 未明

Lesen Sie 夕焼け物語 (ゆうやけものがたり) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.336 Zeichen · 7 Bildschirme

Aozora Bunko

三人は、それを見終わってしまうと、

「ああ、怖い。かわいそうに。」

と、小さなため息をもらしていいました。

そのとき、じいさんは、三人の娘らを見て、笑っていましたが、

「おまえさんがたは、いずれも正直な、おとなしい、しんせつないい子だから、私がいいものをあげよう。この紙になんでも、おまえさんがたの欲しいと思うものを書いて、夕焼けのした晩方に海へ流せば、手に入れることができる。」

といって、じいさんは三枚の赤い小さな紙きれを出して、三人の娘に渡したのでありました。三人は、それを一枚ずつもらって帰りました。

三人の娘らは、みんなの希望を、その赤い紙に書きました。一人は、

「どうかきれいなくしと、いい指輪をください。」

と書きました。一人は、

「わたしにオルガンをください。」

と書きました。もう一人の娘は、髪の毛の少ない、ちぢれた子でありました。その娘は、いたって性質の善良な、情けの深い子でありました。彼女は、死んだ姉さんのことを思わない日とてなかったのであります。なんでも希望を書けば、それを神さまが聞きとどけてくださるというものですから、娘は、その赤い紙に、

「どうか姉さんにあわしてください。