Japanische Klassiker mit Furigana
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だいこんとダイヤモンドのはなし
大根とダイヤモンドの話
小川 未明
Lesen Sie 大根とダイヤモンドの話 (だいこんとダイヤモンドのはなし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.929 Zeichen · 8 Bildschirme
なんだろう? といって、案内人もたまげていました。」と、植木屋が語りました。
「ダイヤモンドで、ないかな。」と、地主はいいました。
「ダイヤモンドというものを、まだ見たことがありませんが、そんなところにあるもんですか?」
「なんでも、岩の中に、はいっていると聞いたことがある。ガラスびんのかけらじゃないだろうな。」と地主はいいました。
「だんなさま、じょうだんおっしゃってはいけません。さるだって、くまだって、ゆかれるところじゃありません。」と、植木屋は答えました。
こんな話をしますと、地主は、もしそれがダイヤモンドであったら、たいへんな金になると考えました。
植木屋が、帰ってしまった後でも、地主は暇なものですから、そのことばかり考えていました。
航海する船が、海の中で、岩角に光るものを見つけて、やっとこぎ寄せてみると、それがダイヤモンドであったという話を思い出しますと、地主はひとつ冒険をしてみたくなりました。
「なに、株でも買った気になりゃ、なんでもないことだ。知らない景色を見ただけでも損にはならない。それに、今年は旅行もしなかったのだから……。」と、地主は思いました。