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Japanische Klassiker mit Furigana

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たいくうまかん

大空魔艦

海野 十三

Lesen Sie 大空魔艦 (たいくうまかん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 31.098 Zeichen · 63 Bildschirme

Aozora Bunko

だからこっちでも大砲や機関銃をもっていて、空中のギャングをああいう風におっぱらうんだ」

「そうかね」丁坊は、よく分らないけれど、分ったような返事をした。

「チンセイさん、この飛行機には名前がないのかい」

「名前はあるよ。それは――つまり日本語でいうと『足の骨』というんだ」

「えっ、『足の骨』! へんな名前だなあ。いったいこの飛行機は、どこの国のものなんだい」

「どこの国の飛行機?」

チンセイの顔色が急にあおくなった。彼はいままでのように、すぐには返事をしなかった。やがて彼は、ふるえ声で丁坊の耳にそっと伝えた。

「おい、おどろくな。この飛行機はね、世界のどこの国の飛行機でもないんだ。つまり国のない国の飛行機なんだ」

氷上の怪人

「ええっ、国のない国の飛行機!」

国のない国って、どんな国のことだろう。

丁坊は、まるでなぞなぞの問題をだされたように思った。

そのうちに、空魔艦はにわかに高度を、ぐっとさげはじめた。

じつに上手な操縦ぶりだ。

たちまち白い地上は、すぐ近くにもりあがってきた。

下は氷でおおわれている。どうみても極地の風景であった。

その広々とした氷の上に、ばらばらと黒い点があらわれた。