Japanische Klassiker mit Furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠2
中里 介山
Lesen Sie 大菩薩峠2 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 195.601 Zeichen · 387 Bildschirme
「こりゃ違う」
誰が見ても米友とほかの人とは一見して区別がつくのであります。
「同類の者であろう」
違ったとはわかったけれども、それでも厳しく押えて逃がそうとはしません。
「それ、遠く逃げないうちに、もう一度探してみろ」
米友は米友で押えておいて、またがんりきを探しにかかる。いつまでまごまごしているものではない、がんりきの姿はどこを尋ねても見えるものではありませんでした。
「とにかく、そいつを引括れ」
役人は米友を縄にかけようとする。
「おや、俺らを縛るのかい、なんで俺らを縛るんだ」
引き出される時は尋常に引き出されて来た、ともかくも、黙って縁の下へ寝たのは悪い、悪いところはあやまった方がよかろうと思うから、尋常に引張り出されて来たのであるが、言いわけも聞かないで縄にかけるというのはいかにも了簡がなり兼ねる、それはひどい、無理だ、と思ったから米友はムキになりました。
「なんで俺らに縄をかけるんだか、それを言ってもらいてえ」
「貴様はこの下で何をしていた」
「ここで寝ていたんだ」
「嘘を言え、もう一人の仲間はどうした、白状しろ」
「仲間? 仲間がどうしたんだ、俺らは一人きりなんだ、一人で旅をして来てここへ寝たんだ、仲間なんぞはありやしねえ」