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Japanische Klassiker mit Furigana

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てんぐがいでん きられのせんた

天狗外伝 斬られの仙太

三好 十郎

Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme

Aozora Bunko

袴 よし、それでは、急いで行くか。

仙太 あんたら、自由党とかで今の政府を倒すそうなが、……そいで、政府をば倒したら、そん後、どうなさいまっす? あんたらがこんだ大臣なんどにおなりけ?

着流 貴様、失敬なことをぬかすと……!

洋服 おいおい、こんな爺を相手に……よせよせ! さ、行こう!(三人花道の方へ行きかける)

仙太 (見送って、独言のように)行っても無駄でがしょうて。仙太郎さは、もうはあ百姓だで、そんなことに手は、よう出しますめえ。

三人はそれでチョイと立停りかけるが、貴様達に何がわかるといった調子で聞かず、急ぎ足にドンドン揚幕へ。それを立って見送っている仙太と瀧三――間。

瀧三 お父う、……お父う、あんな無茶ば言ってええのか? 嘘だってわかると……?

仙太 ああによ。……嘘じゃねえ。さあ、またやろか。

声 あんだとお?(と少し調子はずれの声を出して今まで稲の中にいたもう一人の爺が立上がる。これも老人になってしまった段六である)もうはあ、お茶だと?

瀧三 また、伯父さのツンボの早耳だ。(段六に向って声を張り上げ手でラッパを拵えて)お茶はまだだい、段六伯父さ。よく空く腹だぞ。