Japanische Klassiker mit Furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme
仙太 俺にも、ほかに智恵はねえて!
乙 そ、そんなこと言わねえで、この通り村一統になり代って頼むからよ、仙太さ!
甲 全くだ。お前に、どうしても出てもらわねえと、どうにもはあ――。仙太郎さぁよ!
仙太 よし、んじゃ、俺、ここん泥掻きばすましてから、普門院さ行くべ。
甲 ありがてえ! じゃ、ま、そうして――。
仙太 そん代りに、その前に村の衆と相談しねえじゃなるめえから、すぐ皆の家から男ば一人ずつ、そうさ、鎮守さんに寄合っていてもらいてえ。ほかにも話してえこともある。
乙 んじゃ、この足でわし等布れて歩くべえ。頼んだよ、仙太さ!
仙太 アハハ、ああに、俺の見当じゃ、ここん泥掻きがすまねえうちに、ことぁ一人手に済んでるだろうて。自由党もいつまでも普門院に居れる訳でもあんめえ。貧乏な人民の為だなんど、言うことだけは結構だが、また候ダシに使う了見だ、わかってら、あにが出来るもんだ。佐平どんも五助さもよく聞きな。法律がどうのこうの、政府がどうのこうの、早い話が国税や県税や村税から、年貢米一切合切、こうやって現にそいつで四苦八苦している俺達五段百姓が自分のことを考えてるほどシンミになって俺達のことを心配してくれる者が、ほかに有るはずがねえて。