Japanische Klassiker mit Furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Lesen Sie 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 122.347 Zeichen · 243 Bildschirme
そしてあの時も、私の出した奉書にあんたは天狗党一同と書いて下すった。去年あたりから小耳に挟んだ噂さもある。いざと言やぁ筑波だそうだって、村の子供だって知っていらあ。そこんところへ持って来て今夜ここで出会ったあんた方だ。一目見て、こいつは! と思わねえ奴が阿呆だ。大概何をしに来ていなさるくらい察しが付きやす。面と面と突合して、何だかだと話がからんで永くなりゃ、これはこう、あれはああと、加多さんじゃござんせんか、仙太郎か、てなことでお互いに山ん中ですれ違った仲では済まされなくならあ。そうなりゃ俺ぁいいが、あんた方のせっかくのことに邪魔になるだろうと考えてソソクサ行こうとしたのが有りようだ。ハハハ、どこが違うと言われたって、仕方ぁ有りはしねえ、桝一升にや一升しきゃ入らねえ、俺ぁ俺だけの了見で俺のしたいことをするまでだし、あんた方ぁ、あんた方で天下を取るなり千万人を助けてくれるなりして下せえ。まあ、見物していやしょう。俺ぁ自分の手に合うことが有れば駆け出して行くまでの話だ。へいさようなら。
加多 ……そうか! うむ。仙太郎!
仙太 なんだ……?
加多 長い短いをクダクダとは言わぬ。