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Japanische Klassiker mit Furigana

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ようかいがく

妖怪学

井上 円了

Lesen Sie 妖怪学 (ようかいがく) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.416 Zeichen · 117 Bildschirme

Aozora Bunko

その手より出ずるところの細糸のことについて、余、先年ある寺に至り、糸引き名号を拝して、これを試みたることあり。また、不思議研究会において試験を行いたることありき。そのとき得たる糸は、その色白く、その長さは一、二分より五、六分くらいありて、太さは髪の毛より細く、あたかも日本紙を引き裂きたるときに、その裂き口に立ちたる細毛と同様なり。中に色の赤きもあり、また青きもあれども、たいてい白きを常とす。かくのごとき細毛の指端に立ちて動揺するを見て、これを世間にて糸の出ずるというなり。その状、あたかも小毛の肉中より生ずるがごとし。しかして、外よりこの毛に触るるときは、たやすくこれを取り離すことを得べし。そのとき、毫も引き抜くがごとき感覚を起こすことなし。よって考うるに、その毛、果たして肉中より生ぜしものならば、これを取り離すときに、いくぶんか引き抜くがごとき感覚を起こすべき道理なり。しかるに、毫もその感覚なくして、他の指端をもってこれに触るれば、たやすく他の指に移すことを得るは、その毛の肉中より出ずるにあらずして、ほかより指端に加わりたるものならんと想像することを得べし。