Japanische Klassiker mit Furigana
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こどもどうし
子供どうし
小川 未明
Lesen Sie 子供どうし (こどもどうし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.114 Zeichen · 5 Bildschirme
」
「いまに、出てくるよ。」
「やはり、きかないのだ。」
そんなことをいっていると、玄関の戸が開く音がしました。二人の少年は、足音のしないように走って、すぐ傍らの畑に生えているすすきの蔭に隠れてしまいました。このあたりは、昔は畑地で、最近町になったのであって、まだところどころに空き地や、畑がありました。もう秋が近づいたので、すすきには白い花が咲いていました。
二人は、息をころして、耳であちらのようすをうかがっていると、門のところまできた足音が、しばらくそこに止まっていたが、また引き返していったようでした。二人は、また顔を見合って、にやりと笑いました。
「もうお家へ入ったね。」
「ごらんよ、あの呼び鈴は、きこえるのだから。」と、清吉が、いいました。
「おもしろいね、もう一度やってみようか。」と、孝二が、いいました。
「つかまったら、たいへんだ。」
「つかまるもんか。」と、孝二は、愉快そうでした。
「もうすこし待っておいでよ。」
二人の少年は、すすきの蔭から、顔を出して往来の方をながめていました。同じ組の岡田が、ぞうり袋をぶらさげながら、帰っていきました。
「孝ちゃん、岡田も呼ぼうか?」