Japanische Klassiker mit Furigana
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ずいひつ よせばやし
寄席囃子 正岡容寄席随筆集
正岡 容
Lesen Sie 寄席囃子 正岡容寄席随筆集 (ずいひつ よせばやし) von 正岡 容 (まさおかいるる) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.259 Zeichen · 222 Bildschirme
市馬は木村荘八画伯もずいぶんほめていられたが、「石返し」の二度めにそばやの行燈に書き換えたのをうっかり忘れた与太郎が泣き声で「お汁粉ゥ」と言い、「しるこじゃねえや」と伯父貴に剣の峰を食わされるあたりなど――そう言ってもいい味だった。
市馬。今は亡き市馬。
無花果の葉を、煎じて飲むと、自分はひとり市馬を思う。
柳桜のまくら
その歳晩、私の住んでいた小田原の家の南の窓からは足柄、二子が遠く見え、庭先には、冬をも青々とした竜胆があり、千日菊があり、千日菊にはまん丸い白い花が咲いていた……。
さてその時の日記の一節には左のようなことがしたためられている。
「金柑の実も、移り住んだ時には真っ青だったのが、しばらく、仄かな黄色に熟れてきた。
ここのうちには、だが、ふつうの竹ばかりで孟宗がないのが憾みだから、早く、植えたいと思う。
南天も、今あるような短いのばかりでなく、たわわのがほしい。
山茶花や椿も好きなひとつだ。
名人春錦亭柳桜の速記によれば、『千利休』のおしえとして、
『樫づんど 若木の柘に黐の森 雪隠椿、門に柚の木』
また、
『客主人ひかえのあとに集め石 ゴロタ履ぬぎ 鞍馬 つくばい』