Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ずいひつ よせばやし

寄席囃子 正岡容寄席随筆集

正岡 容

Lesen Sie 寄席囃子 正岡容寄席随筆集 (ずいひつ よせばやし) von 正岡 容 (まさおかいるる) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.259 Zeichen · 222 Bildschirme

Aozora Bunko

。そして問題の第三席であるが、この猫、妾宅の飼い猫で赤貝の出来事の直後、湯上がりのお妾のふところに抱かれているうちつい滑り落ち、とたんに股間を見上げて、歯をむきだした猫め「フーッ!」。やや考え落ちめいた、いかにも気の利いた落ちだと思う。ところで話中、鳴り物を随所に駆使するのが特色の大阪落語は、小咄の落ちのあとへも、間髪をいれず華やかに囃子で捲し立てるのであるが、故立花家花橘が、あるレコードへこの「猫」三題を吹き込んだ時には、股間を見上げて「フーッ!」のところでひとしきり噺し立てたあと、さらにあの悠容迫らざる調子で花橘、「ハテこの猫、なにを見ましたんやしらん」となぞって、またもういっぺん囃子を入れさせているのには、思わずふきだしてしまった。御丁寧にもエロを鳴り物入りで派手になぞったなんて落語家は、まず天下にこの立花家花橘だけだろう。

いったいがエロティシズムと尾籠なギャグのいと多い大阪落語ではあるが、昭和初頭に没した菊石で面長だった長老桂枝雀も、一夕、なにかワイセツを言って、出演席ちかくの警察署へ曳かれさんざんに叱られた時、彼、そやかて私は死んだ師匠からこのとおり教わりましたのんで、あの、師匠の教えてくれはったとおり演ったら、あきまへんのんかいなあと大真面目に訊ねたので、さすがの署長が困ったという。