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Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうねんたんていちょう

少年探偵長

海野 十三

Lesen Sie 少年探偵長 (しょうねんたんていちょう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.286 Zeichen · 221 Bildschirme

Aozora Bunko

立花先生の方は、そんなものにあまり興味がないらしく、すこし迷惑そうな顔で、金谷先生のうしろに立っていた。

その金谷先生が笑いだした。

「はははは。この店は、がらくた店なんだよ。ちょっと見かけはいいが、ろくでもないものばかり並べてある。あれなんか、金貨の半かけだ。金貨の半かけはおかしい。金貨にしては大きいからメダルかな。とにかく半かけでは買い手もあるまいに……」

立花先生の顔が、飾窓へよってきた。

「立花先生。ほら、あそこにある金貨の半かけみたいなもの、あれはメッキですかな、それとも本物の金ですかな」

「さあ……」立花先生は、かすれたように声をだした。

「あれがもし本物の金だったら、あれだけあれば、うちの母のいれ歯もすっかり修理することができるんだがなあ」

「もう、いきましょうよ」先生二人は、老商チャンの飾窓から離れた。そしてにぎやかな元町へでた。

半町ばかり歩いたときに、立花先生は金谷先生に、

「わたくし、忘れていた用事を思いだしました。これからちょっといって参りますから、ここで失礼いたしますわ」

といった。そして二人は別れた。

立花先生は、すたすたとうしろへ戻った。