Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうねんれんめい

少年連盟

佐藤 紅緑

Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme

Aozora Bunko

セルベン号・サンフランシスコ

「あっぼくの国の船だ!」

難また難

ドノバンの一行を送りだしたあとの左門洞はあたかも火がきえたようにさびしくなった。ことごとに党規をみだそうとした四人ではあったが、さて分離してすがたを見せないと、完全した歯が一朝にしてぬけおちたようで、なにかたよりない、しっくりと気持ちのあわない空気を感じる。

春色は日ましにこくなるに、一同は毎日うつうつとして楽しむふうもない。富士男はこれを見るのがなによりもつらかった。

「もっとほかにいい方法がなかったろうか、もっと考慮すべきではなかったろうか」

こう思うと、一時の激情にかられて、四人を除名したことが、深くくいられてならなかった。日ごとの煩悶はかれの血色のいい頬をあおくした。いつも清くすんだ眼は悲しみにくもった。

「おい、富士男君! なにをぼんやりしているんだい、こんなすてきなニュースがあるのに……」

と、ゴルドンがニコニコして、富士男のかた先を軽くたたいた。かれは富士男の苦悩は十分に推察した、けれど、責任者の地位にあるふたりが、しずんだ顔色を一同に見せては、連盟の士気がいよいよ沮喪してしまう。