Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうねんれんめい

少年連盟

佐藤 紅緑

Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme

Aozora Bunko

とゴルドンがいった。いままでの快活さを失って幼年組は、あわてて洞のなかへかけこんだ。

この日からみだりに戸外へ出ることは禁じられ、ことに湖畔の広場へは、絶対に禁足が守られた。それはまるで冬ごもりのときのように、洞穴深くかくれて、不安の日を送りむかえるのだった。

かてて加えて、一同のまゆをひそめさせたのは、幼年組のコスターが、熱病におかされたことであった。熱に浮かされて故郷の夢を見るのか、ひからびた口を開いては、父母の名をよび、一同はかなしく首をたれた。

「このまま死なしては、ぼくは、どんな顔をしてかれの父母にまみゆることができよう」

次郎はかたときも枕頭をはなれず、コスターの看病に寝食を忘れた。ゴルドンはサクラ号にそなえてあった薬を、あれこれと調剤した、だが医学の知識が十分でないかれは、病名のわからない熱病に対して、ききめのある薬を調合することができない。心ははやるけれど、手はその十分の一も動かない。ただ、苦しむ病人をぼうぜんと見まもるばかりで、手のほどこしようもない。

「けっして心配はいりません、わたくしがどんなことがあっても、なおしてみせます」