Japanische Klassiker mit Furigana
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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lesen Sie 少年連盟 (しょうねんれんめい) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 110.920 Zeichen · 219 Bildschirme
四人は大きな湖水のへんを歩きつづけた、だがこの日もまた、一頭の猛獣にもあわず、一点の人の足あとも発見しなかった。ただ二、三度、なんとも知れぬ大きな鳥が、森のなかを歩いているのを見た。
「あれはだちょうだ」
とサービスはいった。
「もしだちょうとすればもっとも小さいだちょうだ」
とドノバンは笑った。
「しかしだちょうだとすると、ここはアメリカかもしれんよ、アメリカはだちょうが多い」
四人はこの夜、小さな川のほとりに野営した。
第三日の朝四人は、川の右岸にそうて、流れをおうてゆくと右に一帯の岩壁を見た。
「やあ、サクラ湾の岩壁のつづきじゃないか」
とサービスがいった。サクラ湾とは、少年連盟のサクラ号が漂着した湾に少年たちが名づけた名称である。
「あれはなんだろう」
イルコックがとつぜん右のほうを指さしてさけんだ。そこには大きな石が、石垣のごとく積まれて、しかもそのなかばはくずれていた。
「この石垣は、人手でもって積んだものにちがいない、して見ると、ここに人が住んでいたと思わなきゃならん」
「それはそうだ、たしかに舟をつないだところだ」
反対ずきのドノバンも賛成した。