Japanische Klassiker mit Furigana
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ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)
山の憶い出 上
木暮 理太郎
Lesen Sie 山の憶い出 上 (ふえふきがわのじょうりゅう(ひがしさわとにしさわ)) von 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 284.014 Zeichen · 565 Bildschirme
である所から、其名を負うようになったのであろう。竜バミの名も元禄の図に書き入れてあるから古い山名である。自分はすべて旧に拠ることにした。尤も此山の登路は、雲取山若くは将監峠から尾根伝いに登る外には、丹波山村から一条の登路がある許であるから、従って飛竜の名の方が実際には必要な訳である。
「●飛竜山と雲取山(大菩薩峠附近より)」のキャプション付きの写真
●飛竜山と雲取山(大菩薩峠附近より)
大洞山の最初の登山者は誰であったか元より分らぬ。自分の知っている限りでは、明治四十五年の春に、丹波山村から登った南日、中村の二君が先登第一の人である。此山から南東に派出した雄大な尾根が其登路で、四時間程で登れると聞いた。此山を飛竜と呼ぶこと、地図にある三ツ岩を三ツ山と呼ぶこと、其東の方を一体に三条ダルミと呼ぶこと、地図に後山川(丹波山村ではこのあたりの国境山脈を総称して後山と呼んでいる)とある川を親川と呼ぶこと、親川を遡ればどの谷からも尾根へ登れることなど、皆其時に判然したのである。村からの登路は楽であるが、千九百三十九米の前飛竜の辺からは、石楠などが蔓るので(途中に石楠横手の字がある)、多少の困難を感ずるそうである。