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Japanische Klassiker mit Furigana

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やまうらきよまろ

山浦清麿

吉川 英治

Lesen Sie 山浦清麿 (やまうらきよまろ) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 45.573 Zeichen · 91 Bildschirme

Aozora Bunko

で、直胤やその弟子共が、怪しからぬ中傷と怒って、自分たちの鍛つ刀が、噂の如く折れる物か、折れない物か、衆人の前で試してごらんに入れる。折れる折れるといわれる刀は、おおかた、近郷の名も無い雑鍛冶の拵え刀に違いない。左様ないかさま刀と混同されては心外である。禄を頂戴しておる藩公に対しても、闡明にする義務がある。――などとひどく力んでな、大懸かりな試刀をいたすというので、これから出向いてみるのじゃよ』

と、説明した。

環は、聞くと、更に眼をみはって、

『では、お持ちになった兄の刀も、そこで試すおつもりですか』

『うむ。直胤の弟子共は、天下に直胤ほどな名人はないように云い居るでな。――無名の、しかも、刀鍛冶とも名乗らぬ、素人の中にも、かくの如き、隠れた上手がある事を、見せてやろうと思うのじゃ』

『では先刻、見よと仰っしゃった時、私も、見て置けばようございましたな』

『なに、この、真雄の刀か』

『はい』

『そんな心配はいらぬ、見事なものだ。――いつぞやも、わしはこれを自慢に持って、寺社奉行の山寺源太夫様のところへ行き、お見せしたところ、殊のほか、お褒めに預かった。そこで、ぜひ源太夫様にも、一腰、真雄へお吩咐け下さるようにとお願いしておいたところ、快く御承諾で、其後、大小一揃い、真雄方へ、御註文があったという知らせで、わしも面目