Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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へいぼん

平凡・私は懐疑派だ

二葉亭 四迷

Lesen Sie 平凡・私は懐疑派だ (へいぼん) von 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 81.548 Zeichen · 161 Bildschirme

Aozora Bunko

加之も一旦貰った女房は去るなと言うでないか? 女房を持つのが堕落なら、何故一念発起して赤の他人になッ了えといわぬ。一生離れるなとは如何いう理由だ? 分らんじゃないか?

今食う米が無くて、ひもじい腹を抱て考え込む私達だ。そんな伊勢屋の隠居が心学に凝り固まったような、そんな暢気な事を言って生きちゃいられん!

四十一

其後間もなく雪江さんのお婿さんが極った。お婿さんが極ると、私は何だか雪江さんに欺かれたような心持がして、口惜しくて耐らなかったから、国では大不承知であったけれど、口実を設けて体よく小狐の家を出て下宿して了った。

馬鹿な事には下宿してから、雪江さんが万一鬱いでいぬかと思って、態々様子を見に行った事が二三度ある。が、雪江さんはいつも一向鬱いで居なかった。反ッてお婿さんが極って怡々しているようだった。それで私も愈忌々しくなって、もう余り小狐へも足踏せぬ中に、伯父さんが去る地方の郡長に転じて、家族を引纏めて赴任して了ったので、私も終に雪江さんの事を忘れて了った。これでお終局だ。

余り平凡だ下らない。こんなのは単純な性慾の発動というもので、恋ではない、恋はも少と高尚な精神的の物だと、高尚な精神的の人は言うかも知れん。