Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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へいぼん

平凡・私は懐疑派だ

二葉亭 四迷

Lesen Sie 平凡・私は懐疑派だ (へいぼん) von 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 81.548 Zeichen · 161 Bildschirme

Aozora Bunko

これは私ばかりでない、私の友人は大抵皆然うであったから、皆此頃からポツポツ所謂「遊び」を始めた。私も若し学資に余裕が有ったら、矢張「遊」んだかも知れん。唯学資に余裕がなかったのと、神経質で思切った乱暴が出来なかったのとで、遊びたくも遊び得なかった。

友人達は盛に「遊」ぶ、乱暴に無分別に「遊」ぶ。其を観ていると、羨ましい。が、弱い性質の癖に極めて負惜しみだったから、私は一向羨ましそうな顔もしなかった。年長の友人が誘っても私が応ぜぬので、調戯に、私は一人で堕落して居るのだろうというような事を言った。恥かしい次第だが、推測通りであったので、私は赫となった。血相を変えて、激論を始めて、果は殴合までして、遂に其友人とは絶交して了った。

斯うして友人と喧嘩迄して見れば、意地としても最う「遊」ばれない。で、不本意ながら謹直家になって、而して何ともえたいの知れぬ、謂れのない煩悶に囚われていた。

四十二

ああ、今日は又頭がふらふらする。此様な日にゃ碌な物は書けまいが、一日抜くも残念だ。向鉢巻でやッつけろ!

で、私は性慾の満足を求めても得られなかったので、煩悶していた。