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Japanische Klassiker mit Furigana

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げんだん

幻談・観画談 他三篇

幸田 露伴

Lesen Sie 幻談・観画談 他三篇 (げんだん) von 幸田 露伴 (こうだろはん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 80.544 Zeichen · 161 Bildschirme

Aozora Bunko

を出来るだけ開してムンズと坐り込んでいた。麦藁帽子を冠らせたら頂上で踊を踊りそうなビリケン頭に能く実が入っていて、これも一分苅ではない一分生えの髪に、厚皮らしい赭い地が透いて見えた。そしてその割合に小さくて素敵に堅そうな首を、発達の好い丸と肥った豚のような濶い肩の上にシッカリすげ込んだようにして、ヒョロヒョロと風の柳のように室へ入り込んだ大噐氏に対って、一刀をピタリと片身青眼に擬けたという工合に手丈夫な視線を投げかけた。晩成先生聊かたじろいだが、元来正直な君子で仁者敵なしであるから驚くこともない、平然として坐って、来意を手短に述べて、それから此処を教えてくれた遊歴者の噂をした。和尚はその姓名を聞くと、合点が行ったのかして、急にくつろいだ様子になって、

アア、あの風吹烏から聞いておいでなさったかい。宜うござる、いつまででもおいでなさい。何室でも明いている部屋に勝手に陣取らっしゃい、その代り雨は少し漏るかも知れんよ。夜具はいくらもある、綿は堅いがナ。馳走はせん、主客平等と思わっしゃい。蔵海、(仮設し置く)風呂は門前の弥平爺にいいつけての、明日から毎日立てさせろ。