Japanische Klassiker mit Furigana
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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme
中、隙ゆく月日に関守なく、今年は早や嬢様は十六の春を迎えられ、お家もいよ/\御繁昌でございましたが、盈つれば虧くる世のならい、奥様には不図した事が元となり、遂に帰らぬ旅路に赴かれましたところ、此の奥様のお附の人に、お國と申す女中がございまして、器量人並に勝れ、殊に起居周旋に如才なければ、殿様にも独寝の閨淋しいところから早晩此のお國にお手がつき、お國は到頭お妾となり済しましたが、奥様のない家のお妾なればお羽振もずんと宜しい。然るにお嬢様は此のお國を憎く思い、互にすれ/\になり、國々と呼び附けますると、お國は又お嬢様に呼捨にされるを厭に思い、お嬢様の事を悪ざまに殿様に彼是と告口をするので、嬢様と國との間何んとなく落着かず、されば飯島様もこれを面倒な事に思いまして、柳島辺に或寮を買い、嬢様にお米と申す女中を附けて、此の寮に別居させて置きましたが、そも飯島様のあやまりにて、是よりお家のわるくなる初めでございました。さて其の年も暮れ、明れば嬢様は十七歳にお成りあそばしました。こゝに予て飯島様へお出入のお医者に山本志丈と申す者がございます。