Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいだんぼたんどうろう

怪談牡丹灯籠

三遊亭 円朝

Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme

Aozora Bunko

んだもの、今に殿様がお帰りの上で目張りこで皆の物を検めなければ、私のお預りの品が失なったのだから、私が済まないよ、屹度詮議を致します」

源「へい、人は見かけによらないものでございますねえ」

國「此の文庫を見た事を黙っておいでよ」

源「へい宜しゅうございます」

と文庫を持って立帰り、元の棚へ上げて置きました。すると八ツ時、今の三時半頃殿様がお帰りになりましたから、玄関まで皆々お出迎いをいたし、殿様は奥へ通りお褥の上にお坐りなされたから、いつもならば出来立てのお供えのようにお國が側から団扇で扇ぎ立て、ちやほやいうのだが、いつもと違って欝いでいる故、

飯「お國大分すまん顔をしているが、気分でも悪いのか、何うした」

國「殿様申訳のない事が出来ました、昨晩お留守に盗賊がはいり、金子が百目紛失いたしました、あのお納戸縮緬の胴巻に入れて置いたのを胴巻ぐるみ紛失いたしました、何でも昨晩の様子で見ると、台所口の障子が明いたようで、外は締りは厳重にしてあって、誰も居りませんから、よく検めますと、お居間の地袋の中にあるお文庫の錠前が捻切ってありました、それから驚いて毘沙門様に願がけをしたり、占者に見て貰うと、これは内々の者が取ったに違いないと申しましたから、皆の文庫や葛籠を検めようと思って居ります」