Japanische Klassiker mit Furigana
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わがあいするしじんのでんき
我が愛する詩人の伝記
室生 犀星
Lesen Sie 我が愛する詩人の伝記 (わがあいするしじんのでんき) von 室生 犀星 (むろうさいせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 116.728 Zeichen · 231 Bildschirme
例の※(始め二重山括弧、1-1-52)ふるさとは遠きにありてうたふもの※(終わり二重山括弧、1-1-53)という詩も、その原稿の中の一章であった。もちろん、返事はないが翌月の『朱欒』に一章の削減もなく全稿が掲載され、私はめまいと躍動を感じて白秋に感謝の手紙を送った。(ずっと十年も後の年、私が小説を書くようになってから、酒席ではあったが白秋はひときわ真面目な顔付で、どうも君くらい原稿の字の拙い男はない、あて字だらけでみみずの赤ん坊のようでまるで読めなかったと彼は微笑って言った。では何故掲せたのだときくと、字は字になっていないが詩は詩になっていたからだ、故郷の郷という字も碌にかけない男だと、彼は妙な愛情で私の字の拙いことを心から罵ってくれた。)
次の号にも投稿して掲せられ、次の次にも掲載されて、私は嬉しく勉強することが出来た。木下杢太郎、長田秀雄、吉井勇、斎藤茂吉、谷崎潤一郎、茅野蕭々、萱野二十一の諸氏とならんで、つらつき一人前になって私の詩がヒナドリのように羽根をぴくぴく動かしていた。ところが私の活字の隣の頁にふと萩原朔太郎という名前を第四号の『朱欒』