Japanische Klassiker mit Furigana
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あるしょうじょのしまで
或る少女の死まで 他二篇
室生 犀星
Lesen Sie 或る少女の死まで 他二篇 (あるしょうじょのしまで) von 室生 犀星 (むろうさいせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 113.554 Zeichen · 228 Bildschirme
私はほしくもないのと、もう一緒にのみたくないのとで、一滴も口にしなかった。
「頑固だな。」とOは言った。
「頑固だ。しかし君たちのような分らずやではない――。」
私はまた黙り込んだ。
私は頭の中で昨夜のようなことも、今夜もまた起りそうな気がした。あの人間の霊魂を相互にどうにもならないまで辱しめ合う醜い争いや、再び回復しがたいような感情的な致命傷を闘い合わすことや、それらによって人間そのものの性格に荒い苦しみを刻みつけたり、よくない経験によって益益よくない傾きに墜ちさせてゆくことを考えると、私は慄然とした。外部からそれらの耐えがたい争いを見るとき、どんなに醜くく卑しい心を人人に起させることだろう――私は床几に腰かけている少女を見つめた。あんな小さな子供の心にまで、吾吾は動物的な争闘の瞬間を押し拡げて見せた。かの女をして鳩のように震わせたのは誰だったか。
「人はみな自分の内によくないものを持っている。」という言葉が浮んだ。一人ずつが性格的になろうとしたりするとき、とても他を容れられるものではない。
そのときOはまた言った。
「あのビールは無駄なことだった。つまらないことをしたね。