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Japanische Klassiker mit Furigana

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あるしょうじょのしまで

或る少女の死まで 他二篇

室生 犀星

Lesen Sie 或る少女の死まで 他二篇 (あるしょうじょのしまで) von 室生 犀星 (むろうさいせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 113.554 Zeichen · 228 Bildschirme

Aozora Bunko

六

私はしかしそういう喧嘩をした日は淋しかった。勝って対手を酷い目にあわせればあわすほど私は自分の中の乱暴な性分を後悔した。してはならないと考えていても、いつも外部から私の危険性が誘い出されるごとに、私は抵抗しがたい自分の性分のために、いつも淋しい後悔の心になるのであった。

私のそうした乱雑な、たえず復讐心に燃えた根強い一面は、多くの学友から危険がられていたのみならず、非常に怖れられていたので、親しい友達とてはなかった。私はひとりでいる時、外部から私を動かすもののいない時、私は弱い感情的な少年になって、いつも姉にまつわりついていた。

「お前がまあ喧嘩なんかして強いの。おかしいわね。」

姉は、よく近所の少年らの親元から、私にひどい目にあった苦情を持ち込まれたときに、笑って信じなかった。姉の前では、優しい姉の性情の反射作用のように温和しく、むしろ泣虫の方であった。私が学友から一人離れて帰途をいそぐときは、いつも姉の顔や言葉を求めながら家につくのであった。姉なしに私の少年としての生活は続けられなかったかもしれない。

六

うしろの犀川は水の美しい、東京の隅田川ほどの幅のある川であった。